amazonさまさまやでええええ
BUMPのCDが今日来ました! えっ今日って18日でしょ? 発売日明日だろい!?
ウオッシャアアアアアアアアア!!!
まだ開けていないんですけどホントもう、楽しみ・・・^^!!
ほっぺに冷たいものがパタパタ落ちたと思ったら、もうすでに雨だった。
「雨かよ」
ちっと舌打ちをして、隣の笹目くんはあたしのほうを少し横目で見た。
笹目くんは、非常に雨がきらいである。「そりゃあおめえ濡れるし冷えるしいい事なんて皆無だろ」、これが笹目君の言い分だ。けれど、とあたしは少しだけ歯を噛みしめる。雨はきっと笹目くんを救済できる、唯一のものなんだ。あたしにもできないことを、できる。
「雨だねえ、困ったねえ」
あたしははにかんで、笹目くんから背を向けた。それから大声で校歌を歌った(本当は校歌じゃなくてもとにかく騒がしければよかったんだけど)。雨の音も、全部全部かききえてしまえ。雨よ、あたしと笹目くんに同じだけ降りそそいで、同じだけ濡らしてください。そうすれば、笹目君のほほを伝う滴も、紛れて、見えないのでしょうから。
「バーカ」
笹目くんの低い声が、響いて、でもあたしはかまわず歌い続ける。
笹目くん、あたしたちまだ生き始めてから16年しかたっていないよね。笹目くんは17年だけど。たったそれだけなのに、笹目くんには辛すぎることがいっぱいあったよね。それだけら、今日、溜まった黒いものを全部出してしまいませんか。大丈夫、雨が全部残さずに流してくれるから。
「なーがるーるーせいりゅうのーみーなもーにはー」
あほったれのように、あたしの声だけが響いた。
五月雨ヒーロー
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