修学旅行まで十日をきりました、うぐいすです。
先日は剣道の大会でがんばってきました。
祝! 公式戦初一本! いくら相手が初心者だったからって、うちの一年たちに軒並みやられる私としては大きな進歩じゃなかろうか。と思うのもつかの間、うちの大将が高校女子部で優勝しました。初勝利がかすんで消えました。
本屋大賞受賞作「告白」読みました。
以前から読みたい読みたい! と言っていたのですが、これは・・・読みたいって人にしかおすすめできない・・・・・・
いや、おもしろい話だったです。ページをめくる手が止まりませんでしたよ。
追記でちょこっと感想的なものをば。ネタバレ注意を今から出しておきます。
米澤穂信さんの古典部シリーズの最新作が野性時代に掲載されると聞き、町中の本屋を這いずり回って探してみたのですが、そんじょそこらの本屋にはないものなんですか? 松ケンとかが常に表紙なのになんで見当たらないんだろう。そういえばうちの剣道部で「まつけん」というとあらかたが金ピカの着物着て踊ってる人を思い浮かべます。OBさんに「あいつら全員昭和の顔だよな」と言われた男たちです。昭和部。
本を読んだらその感想をネタバレ込みでめちゃくちゃ書きたいのに、樹事件(※乙一の某小説の主人公=神山樹氏という図式をほのめかしたためにオチの叙述トリックが泡へ化した事件)がありますし、やっぱりうっかり見る人がいると思うと書けませんね。ほんとうに、たとえば向日葵の咲かない夏とか、これを言ったら全部が変わる! っていうものもありますし。イニシエーション・ラブとかね、乾くるみさんの。これはわたしたちよりはちょっと上の世代の人のほうが分かりやすいし若干エロいけど、たしかに最後から二行目は読んじゃダメでした。解説を読みながら鳥肌が立ってきたのをよく記憶。でも今回から書いてみよう。苦情があったらやめます。そんなものはあとの祭りですが。
ネタバレといえば隠れドSで有名な男子が部の最下層に位置する(=残念な)男子にチキンをおごっているのを発見し、めずらしいものだと話しかけたら、「ガンダムSEEDのネタバレ(登場人物が死ぬレベルの)をされたから」というのが原因でした。子供か!
SEEDってどうしてSEEDっていうのか聞いてみれば、「種がはじけるように主人公が覚醒したから」と答えられたのですが種ははじけません。そんなことをしたら子孫残せねーよ。男子いわく「見たら分かると思うけど・・・見なくて・・・・・・ね(笑)」あの含み笑いの正体は何だったのでしょうか。
マヨこがバクフーンになりそうです。別にいいけどさみしい。
クラブを連れて歩くと本当にカニ歩きで感動しました。
なによりイーブイが自分がかわいい姿かたちであることをよく自覚しているということはわかりました。マヨこたちはうれしそうだーとかそういう程度なのに、イーブイむっちゃすりよってくる(笑)
それでは失礼致します。アディオス!
「愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
一年B組の終業式。教職を退職する女担任。その原因となった、女の子のプール転落事故。
ネタバレあります、目をつむって↓↓↓
(犯人の名前はプライバシー及びネタを守るため)
バリ後味悪し。
湊かなえさんのは「少女」を読み終わったあとも「後味悪い!」と騒ぎまわっていたのですが、今回の、特に「聖職者」はすごかった。「少女」でこの人はあまり文が上手じゃないのか? と思いましたが謎が解けました。わざと厳しい言葉を使っているんですね。だからその場にある主人公たちの抑えられているけれどあふれ出る何かが如実に伝わってきて、それが気持ち悪かったんだろうと。
これを書いて出してくる新人・・・考えるだに鳥肌ですね。
人によって見方はコロコロと変わりますね。って思った二章三章。わたしはけっこう悠子先生を嫌いじゃなかったので下村母とは決して相容れないであろう。きっとそうなるように仕向けて書かれているのだろうとは思いますが。
だれもかれもが絶対に感情移入できないようになっている。ただ最後はやりやがりましたね、悠子先生。これはどうなんでしょう? 犯罪じゃないんですか? まああのしたたかな悠子先生のことですから、どうとでも逃げおおせるのでしょうけれど。それよりも渡辺のお母さんはなんて言ったんでしょう。気になる。
とりあえずこれを読み終わった直後の夕飯に牛乳を飲んだわたしは勇者といって間違いないでしょう。よくやったわたし!
おわります。
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