[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
あたしは空を見た。無駄に雲が白かった。髪の毛が、急に来た風に、根こそぎ持っていかれるんじゃねえかこれというくらい強く引っ張られた。…というより、上田くんがあたしの髪の毛を思いっきり引っ張っていたのだ。
「いたいいたいいたい! ギブギブ!」
「堪え性がない」
上田くんはそう言って、あたしの髪の毛を放した。強くつかまれていたらしく、少しクセがついていた。酷くないかそれ。
この記事にトラックバックする
Copyright © 小夜千鳥 : All rights reserved
TemplateDesign by KARMA7