オチが無いですスイマセン。
暗い系は自分の内にあるどす黒い何かで書けます。
小説、昔書いたものにダークネス多いんでちょっと覚悟しといてください。
こういう幸せな感じなのもちょこちょこ挟むんで。
じゃあ、行ってくる。
うん。待ってるからね。
その言葉を交わして、どれくらい経ったのだろうか。
にっこり笑うあの笑顔を見なくなってからたくさんの月日が過ぎ。
最近の俺の脳内はかなりの部分があいつで成り立っている。
たとえからかわれても構うもんか。それほど、俺は切羽詰っているのかもしれない。
でも、と顔を上げて天井を見上げる。
あいつは、まだ俺の事を待っていてくれるのだろうか?
ここに来る直前に告げた別れは、余りに急すぎて、あいつは辛かったと思う。
それでも、信じることは可能だろうか?
こんなに遠く離れてしまったから、今ではその心さえわからない。
やっぱり今日もいないねぇ。
ぼーっと縁側に腰掛けて足をぶらぶらさせてみる。
行ってしまったあの人たちに残された、私たちがこの屋敷の住民。
みんな優しいし、仲が良いし、辛くなんて無いけど、
やっぱりあなたがそばに居てくれたら違うなぁ、って思うんだ。
本当に、帰ってきてくれるよね?
大荷物を持ち、仲間を数人引き連れ、じゃあ行ってくる、と言い残して。
いきなりあなたは消えてしまったけれど、信じて良いよね?
「…ただいま」
「おかえり」
ビリーヴ
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